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シーラント(小窩裂溝充填)について

こんにちは!

神戸市兵庫区の北村歯科医院です。

長かった梅雨が明けて暑くなってまいりました🌞

急な暑さによって熱中症にならないように気をつけてくださいね🐰❣

 

今回はシーラントについてお話します。

 

シーラントはお子様の虫歯予防のための治療のことです。

シーラントは別名「小窩裂溝充填」とも言います。

 

子供の生えたばかりの乳歯や永久歯の咬む面は溝が深く、その溝に食べかすや汚れが溜まりやすく

歯ブラシで溝の中の汚れが届きにくいこともあり虫歯になりやすくなってしまいます。

その溝を予防としてレジン(プラスチック)やセメントで埋めて溝を浅くすることによって

汚れが溜まりにくくブラッシングもしやすくなり、虫歯にならないように事前に予防することができる治療

それが「シーラント」です

 

シーラントにはレジンといわれるプラスチックで物理的に封鎖することで口腔内の環境から遮断する方法、

グラスアイオノマーといわれるセメントで奥歯の溝を物理的に封鎖することに加え、

シーラント材の中に含まれるフッ素化合物が再石灰化作用を促進する方法などがあります。

最近はレジンとグラスアイオノマーの両方の性質を併せ持ったシーラント材も開発されています。

 

シーラント治療は萌出まもない乳歯、永久歯に行います。

虫歯になってしまった歯には出来ません。

個人差はありますが、3歳ごろで全部乳歯が生えそろいます。

乳歯は永久歯に比べて歯の質が脆く虫歯になりやすくお子様自身で歯磨きも難しいため生えそろったタイミングでシーラントを行ったり、

6歳臼歯(前から数えて6番目の歯)や12歳臼歯(前から数えて7番目の歯)も口の奥にあり磨きにくい歯になるのでシーラントを行います。

 

シーラントを行うことによって、シーラントにはフッ素化合物が含まれているので、虫歯菌を寄せつけない働きと、フッ素が持つ歯を強くする働きの両方が得られます。

シーラントをしたあとに徐々にフッ素化合物が放出されるので、歯の強化・虫歯予防の作用を長い時間、得ることができます。

 

北村歯科医院では3Mジャパンのシーラントを使っています。

歯に馴染む色ですの使用しています。

 

<照射前>                                  <照射後>

         

 

 

 

シーラントをしたからといってむし歯にならないわけではないのでしっかり歯を磨きましょう🦷✨

定期的な検診でのフッ化物塗布や歯磨き指導もむし歯にならないために効果的ですので

定期的な検診を受けに来てください😁

 

一緒にお子様の健康で清潔な口腔内環境を整えて行きましょう🌼

 

 

 

 

 

 

 

参考資料 スリーエムジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー

シーラントパンフレットより