神戸市兵庫区和田岬にある北村歯科医院です。
今回は正しい舌の位置についてお話したいと思います。
みなさんはお口を閉じた時、舌の位置はどこにありますか?
①下の前歯についている
②上の歯と下の歯の間にある
当てはまるものはありましたか?
これらに当てはまった方は舌が正しい位置にない可能性があります。
舌の位置が正しい位置にない場合は歯並びに影響することがあります。
①下の前歯についている→低位舌の可能性があります。
低位舌の場合
舌が気道に近づき気道を狭くすることで呼吸がしにくくなり口呼吸になり口がいつもぽかんと開いている状態になる
口がいつも開いているため口が乾燥し虫歯や歯周病になりやすい
口腔内が乾燥することで風邪をひきやすい
筋力が弱いため滑舌が悪い
②上の歯と下の歯の間にある
舌癖のある場合
舌が上の歯と下の歯の間にあるために開咬(オープンバイト)になる
飲み込む時に舌が前にくる
奥歯だけでかむ噛み合わせになり、奥歯に知覚過敏が出やすくなる
では、舌の正しい位置とはどこでしょうか?
<舌の正しい位置>
正しい舌の位置とは、舌先がスポットと言われる上の前歯の後ろのくぼみにあり、舌の広い部分(舌背)が上顎(口蓋)に軽くついている状態です。
舌が正しい位置でないと食いしばりや、顔のゆがみやたるみ・二重あごの原因になったり
口呼吸になりやすくむし歯・歯周病・口臭の原因にもなります。
また、歯並びにも大きく関係します。お子様がいらっしゃる方はお子様の舌の位置もチェックしてみてください。
舌を正しい位置に持っていくためにおすすめの体操をご紹介します!
舌トレーニングのについて
あいうべ体操
あいうべ体操とは、口を大きく「あ~」「い~」「う~」「べ~」と動かします。
できるだけ大げさに動かすことがポイントです。
一日最低30セット(「あいうべ」が1セット)やってください。
「あ~」
口を上下に広げる
「い~」
横に広げる
「う~」
唇を突き出す
「べ~」
舌を突き出す
ガムトレーニング
①ガムを左右の歯で均等にかみます。
どちらかがかみにくい場合、かみにくい方でかむ練習をしましょう。
②ボール状に舌の上で丸めます。
③舌の中央にガムをのせ、そのまま上顎の中央に「ぎゅーっ」と3秒間押し付けて薄く広げ
ます。円形が理想です。
ただし一回で行い、何度も舌で押し付けたりしてはいけません。
④舌でガムを上顎に押し付けたまま、「ごっくん」とつばを飲み込んでみましょう。
正しい飲み込み時には舌が芋虫のような動きをして、ガムはのどに向かって三角形に
流れます。
これらを一日3分間以上繰り返しましょう!
北村歯科医院では小児矯正、歯列矯正を行っています。
舌癖のある方は舌トレーニングを繰り返すことで舌の位置を改善し歯列矯正の効果をあげることができ矯正後の後戻りの防止になります。必ず行うようにしましょう。
神戸市兵庫区 自分の歯を大切にする治療の提案をする歯医者さん 北村歯科医院