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インビザライン矯正とはどのような矯正方法?適応症例について併せて紹介

ワイヤー矯正では歯の表面にブラケットと呼ばれる装置とワイヤーをつけるため、抵抗があるといった方は少なくありません。しかし、マウスピース型矯正装置(インビザライン)が普及してからは、歯列矯正を受けやすくなったと言えます。そこで今回は、インビザライン矯正とはどのような治療方法なのか解説します。

インビザライン矯正とは

インビザライン矯正とは、アメリカのアライン社により開発されたマウスピース型矯正装置のことです。日本では2006年2月より正規導入され、全世界の患者数は300万人を超えています。

 

ワイヤー矯正と違い、マウスピースを1日22時間以上、1〜2週間ごとに交換するだけで歯並びを整えられます。また使用する装置は薄くて透明なマウスピースを装着するため、目立つことはありません。

インビザライン矯正の適応症例

インビザライン矯正の適応症例は顎の骨に問題がなく、比較的歯の移動量が少ない症例に限られています。適応症状には以下のようなことが挙げられます。

 

  • 歯を抜かずに行える症例
  • 顎の骨に問題がなく、比較的軽度の出っ歯・受け口・すきっ歯・凸凹した歯など
  • 1日22時間以上のマウスピースの装着が可能な方

インビザライン矯正の治療ステップ

インビザライン矯正では以下のように治療が進むことが一般的です。

 

  • ステップ①精密検査
  • ステップ②シミュレーション
  • ステップ③マウスピース作製
  • ステップ④治療開始

 

ステップ①精密検査

精密検査では、むし歯や歯周病検査・レントゲン撮影・歯の型取り・歯と顔の写真撮影など行い、これらの資料をアメリカのアライン社に送ります。

ステップ②シミュレーション

アライン社では送られた資料をもとに、歯の移動のシミュレーションをコンピューター上で作成します。

ステップ③マウスピース作製

作成したシミュレーションをもとに、治療に必要なマウスピースを作製します。これが歯科医院のもとに送られたら治療が開始します。

ステップ④治療開始

インビザライン矯正では歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる装置をつけます。これは歯を移動させるために必要なもので、歯と同じ色をしています。また、歯を並べるためのスペースを確保するために、歯の横幅をヤスリで削る場合もあります。

インビザラインの注意点

インビザラインは1日22時間以上装着する必要があります。外している時間が長かったり忘れたりすると治療期間が延びる可能性があります。そのため、食事歯磨き以外の時間は、装着するのが望ましいです。

まとめ

インビザライン矯正はマウスピースを装着するだけで歯並びが整えられる治療方法です。ご自身の歯並びがインビザラインに適用するかどうかは、歯科医師の診査が必要になります。気になる方は、まずは歯科医師に相談してみましょう。