歯科の金属アレルギーについて

みなさんこんにちは！

神戸市兵庫区の北村歯科医院です😊

 

今回は歯科での金属アレルギーについてお話したいと思います。

歯科医院で使われる金属は１２％金銀パラジウムといわれるものが使われています。主に保険診療に使われる金属で、歯の全体を被せるクラウンや歯の一部を削って被せるインレーに使われます。特にパラジウムといわれる金属がアレルギーを引き起こす原因となります。

金属アレルギーとは、お口の唾液のなかで、金属から溶出した金属イオンが、体内のタンパク質と結合し、その結果新たなタンパク質に変性します。

体がそれを異物とみなすことによって、アレルギー反応を引き起こします。

 

金属アレルギーは、ネックレスやピアスなどの金属が肌に触れて肌がかぶれてしまうものだと思っている方が多いです。しかし、お口の中の金属が原因で金属アレルギーを引き起こす場合もあります。

また、アクセサリーではアレルギー反応が出ない方でも、お口の中の金属にはアレルギー反応を起こしてしまう方もいらっしゃいます。

 

【歯科の金属アレルギーの特徴】

お口の中だけでなく顔や手足など全身に症状がでることがあるので、アレルギーの原因がお口の中の金属だと気付かない場合が多いです。

また、金属アレルギーは症状がすぐに現れず、許容範囲を超えてから発症するので、金属の詰め物や被せ物を入れて何年か経ってから発症するケースが多いです。

人にはそれぞれアレルゲンに耐えうる許容量というものがあり、許容範囲を超えるとアレルギー症状が発現します。

故に、「お口の中に金属が入っていても、今は何も症状がないので大丈夫」と思っている方でも、ある日突然発症する可能性があるということになります。

お口の中の金属は常に唾液にさらされています。その結果金属が錆びて溶け出し、体の中に蓄積されてしまいます。

金属で肌がかぶれたことがない方でも、気付かないうちに体の中に蓄積され、将来的に身体に異変が起きることもあるのです。

 

【歯科の金属アレルギーの症状】

●顔や全身の湿疹

●口内炎・口唇炎

●肩こり

●脱毛症

●舌の痛み・ただれ

●味覚障害

●頭痛

●めまい・立ちくら

●掌蹠膿疱症（しょうせきのうほうしょう）

→手のひらや足の裏に水膨れのような膿が繰り返しできる病気です。

 

【歯科の金属アレルギーへの対応】

金属アレルギーの原因である金属の詰め物・被せ物を取り除き、代わりにアレルギーの起こりにくい材質を使用します。

メタルフリーを意識した治療が重要になってきます。特にパラジウムフリーの治療が大切になります。

 

当院では、全身の健康を守るためにもメタルフリー治療をおすすめしております。

アマルガム充填をコンポジットレジン充填に

１２％金銀パラジウムの被せ物をCAD CAM冠と言われるレジン冠やセラミックの被せ物に変える治療を行います。

金属アレルギーかもと思われた方、すでにお口の中に金属が入っている方、ぜひ一度ご相談ください。

 

神戸市兵庫区の歯医者さん　北村歯科医院