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知覚過敏について

こんにちは!神戸市兵庫区にある北村歯科医院です。

梅雨に入り湿度も高く暑くなってきました🤒💦

日中は暑く朝夕はまだ冷えるので体調に気をつけてください😣☂️

 

さて、みなさんは「歯がしみる!」ということはないですか?

当院でも、冷たい水でうがいするとしみる、熱いお汁を飲むとしみる

もしかしてむし歯になっているのかな?と思って来院される患者様がよくいらっしゃいます。

もちろんむし歯でしみている患者様もいらっしゃいますが、診察の結果むし歯ではないときが多くあります。

 

原因は知覚過敏です!

TVでもよく聞く言葉なので知っている方も多いと思います。

痛みの種類は、少しだけしみる場合から、ズキッとしみて食事ができない場合まで様々です。

 

〈知覚過敏の原因〉

くいしばり、歯ぎしり、強い圧のブラッシングなどによる歯と歯茎へのダメージ

夜寝ているときに歯ぎしりしていると指摘されたことがある、日中気付いたらくいしばっている、磨いた気がしなくてついゴシゴシ歯磨きしてしまう、ということはありませんか?

健康な歯は、エナメル質という硬くて丈夫な組織と、健康な歯茎で表面が覆われています。なので冷たい水も、熱いお汁もしみることはありません。

しかし、歯ぎしりやくいしばり、強い圧のブラッシングなどにより歯に余計な負担をかけると、歯の表面が傷つき、しみる症状がでてしまいます。

 

歯周病や加齢による歯茎の退縮

歯周病や加齢により歯茎がやせてくることがあります。歯茎がやせることで、歯の根っこの部分が露出してしまいます。

歯の根っこは、本来、歯茎や歯を支えている骨で覆われています。そのため、歯の根っこは冷たい物や温かい物の刺激に敏感で、しみるという症状がでてしまいます。

 

酸蝕歯(さんしょくし)

酸蝕歯とは、歯の表面のエナメル質が食べ物や飲み物に含まれる酸や、胃酸によって侵蝕された状態をいいます。

酸が歯に触れると歯の表面のエナメル質は一時的に柔らかくなり溶け出します。柔らかくなったエナメル質は唾液の働きで硬化します。

唾液には口の中の酸を中和し、エナメル質を硬化させる働きがあります。

しかし、そのスピードは遅いので、酸性の物を頻繁に摂取するとエナメル質は薄くなり、酸蝕歯が進行する恐れがあります。

 

口腔内乾燥

加齢、薬の副作用、シェーグレン症候群、口がぽかんと開いていることによって、口腔内乾燥が引き起こされる場合があります。

酸蝕歯のところで書いたように、唾液の減少によって知覚過敏が発症する場合があります。

 

〈知覚過敏の治療法〉

1.知覚過敏のお薬を歯の表面に塗る。

2.露出した根っこを歯科治療用のプラスチックやセメントでコーティングする。

3.かみ合わせのチェックとかみ合わせの調整をする。

4.歯の神経を取る。

5.知覚過敏用の歯磨き粉を使用する。

 

4.の歯の神経を取る治療法は、よほど歯がしみて生活もし辛い場合のみ選択されます。

1.2.3は歯科医院で簡単にできます。

 

〈知覚過敏の予防)

1.マウスピースを使用する。

歯ぎしりをしていると指摘されたことがある、朝起きると顎が疲れている方は、保険治療のきくマウスピースを使用して寝ることをお勧めします。

 

2.習慣を見直す。

・歯磨きのとき、強い圧で磨いてしまっているという方は、優しく磨くように心掛けましょう。

歯ブラシを握り持ちで持っている方は力が入りやすく、圧がかかりやすいので、鉛筆持ちで歯ブラシを持つようにしましょう。

・日中くいしばってしまう方は、なるべく歯と歯が触れないように意識しましょう。

・酸性が強い食べ物、飲み物の過剰な摂取は控えましょう。

 

知覚過敏は軽度であれば1~2週間程度でおさまることが多いですが、

しみるのは知覚過敏だけでなく、むし歯の場合もあります。

また、露出した歯の根っこはむし歯になりやすいので、はやめに歯科医院を受診しましょう!

 

神戸市兵庫区の歯医者さん 北村歯科医院