こんにちは‼︎神戸市兵庫区の北村歯科医院です🦷✨
日に日に寒くなってきました🍃
風邪などひかないようお気をつけくださいね😊🌟
今日は歯科治療する上で必要な麻酔についてお話しします💉
歯科治療において麻酔を使って治療を行うことはよくあります。
しかし患者さんにとって麻酔自体が怖いと思われるのが
正直な感想かと思います😖
麻酔方法について
歯科治療で使う麻酔の方法は局所麻酔で、表面麻酔+浸潤麻酔
という方法をよく使います。
表面麻酔で治療をおこなう部位に表面麻酔をぬったのち、
注射針をつかい歯科用局所麻酔剤を、
浸潤させていき痛みの感覚をなくしていきます。
表面麻酔の種類としては、ゲル状のものや、
パッチ状のものが良く使われます。
歯科用局所麻酔剤には2%キシロカイン8万分の1エピネフリン血管収縮剤
の含まれたものが広く一般的に使われます。(塩酸リドカイン)
そのほかに、心筋に対する直接的に作用しない
オクタプレシン含有シタネストなどがあります。
心疾患既往歴に持つ方に使われます。(塩酸プロピトカイン)
痛みを抑える時には、ほぼすべての症例で使います。
歯を抜歯するとき、歯の神経を取るとき、虫歯の治療を行うとき、
抜歯以外の外科的な手術などです。
特に麻酔がききにくいとき麻酔方法として
伝達麻酔という方法を使います。
特に使う症例としては 下顎の親知らずを抜くときや、
下顎の大臼歯部8番目(親知らず)7番目、6番目(6歳臼歯)の神経を取るときに使用します。
伝達麻酔は浸潤麻酔と違って、神経の元のところを麻酔するため、
よく麻酔が効きますが、麻酔の範囲が広いため患者さんに
ストレスを与えることもあります。
麻酔の効果時間について
浸潤麻酔の効果時間は、1~3時間程度です。 歯科治療が終わってからも、
しばらく歯茎の感覚が麻痺しているのはそのためです。
浸潤麻酔では、「局所麻酔中毒」と呼ばれる副作用が生じることがあります。 また、アドレナリンが添加されている麻酔薬を使用する際にも、
血圧上昇や動悸などの副作用が生じることがあるため注意が必要です。
その他の麻酔方法
当院では行なっていませんがその他にも全身麻酔や精神鎮痛法
(吸入鎮静法、静脈内鎮静法)があります。
連携している三菱神戸病院口腔外科、新須磨病院口腔外科にて
おこなっています。
歯科恐怖症や外科手術を行う時におこないます。
局所麻酔には以下などの偶発症のリスクがあります。
アナフィラキシーショックについて
アナフィラキシーショックは、即時型過敏症の薬物性ショックのことです。
どのような薬物でも起こる可能性がありますが、
麻酔薬、抗生物質、解熱鎮痛剤などでおこる頻度が高いです。
初期の症状は、不安感、悪寒、呼吸困難、悪心で、
さらに進行すると低血圧、失神、けいれんなどが出てきます。
デンタルショックについて
デンタルショックは痛みと精神的不安によって発症します。症状としては
① 血圧低下 ② 顔面蒼白 ③ 徐脈 ④ 冷や汗 ⑤ 意識喪失
などが複数現れることがあります。
対策方法として、まずは起きないように予防することが大切です。
全身状態、術前の対象などしっかり観察し、麻酔時に極力痛みを少なくし、
麻酔に対する不安の解消のためにコミュニケーションを
しっかりとることが大切です。必要であれば、血圧、脈拍、
血中酸素飽和濃度の測定を行いモニターします。
起きた場合は、初期処置として、寝かした状態で、
足を少し高くするショック体位を取ります。その後酸素吸入を行います。
精神ストレスによる過換気症候群
過換気症候群は歯科治療や歯科麻酔に対して極度の恐怖がある場合に、
まれに発生します。
症状としては、血圧が上がり、脈拍が上がります。
四肢のしびれなども起こります。
対策としては、ビニール袋を口にあてがい浅く呼吸をすることで改善します。
偶発症へ適切に対応するには、まず何が起こっているのかを
理解することが重要です。 どのような偶発症が起きているのかを見極めた後、その偶発症に合わせた対応をします。
局所麻酔を適切な使用量、方法、偶発症への対応を行うことが
安全に使用する為に大切です‼︎
虫歯が大きくなって痛みが出るまで放っておいてから治療すると
麻酔が効きにくいことがあります😢
おかしいなと思ったら早めに治療しておくことで麻酔が効きにくくなる事は
あまりありません🌟
早期発見早期治療のためにも定期的に検診を受けることもオススメです🌷
神戸市兵庫区の歯医者さん 北村歯科医院