こんにちは!北村歯科医院の管理栄養士です。
今日は虫歯予防のなかでもおやつについて紹介します♪
おやつは甘いものが絶対ダメというわけではありませんが、
虫歯菌は砂糖が大好きです。
甘いおやつの時も食べ方を工夫して虫歯にならないように気をつけましょう!
結論から言うと、あめとジュースはやめましょう!
詳しく説明していきますね☆
おやつ=甘いもの?!
子供にとっておやつは4度目の食事です。子供は胃が小さいため、一度にたくさんは食べられません。そのため、空腹を満たすおやつが必要です。
おやつ=甘いものとイメージしやすいですが、エネルギーが必要な子供にとっておやつ=食事の補助。おにぎりやお芋も嬉しいおやつです♪
おやつの時間を決めよう
食べる時間を決めてダラダラ食べはしないようにしましょう。口の中が酸性になると歯が溶けはじめます。食事をすると口の中は酸性になるのですが、その後唾液が中性に戻そうと働きます。
しかし、絶えず何かを食べていると、酸性になる回数が増え、唾液の力も働かず虫歯になってしまいます。(あめ・ジュースなど長時間口の中に残っているものは要注意です⚠︎)
★お口の中を酸性にしてしまう果汁飲料やイオン飲料を哺乳瓶で飲む習慣がつくと、生えたての乳歯は軟らかいため、大きなダメージを受けます。熱を出した時など、飲む必要がある場合は、その後それが習慣化しないように気をつけてください。
虫歯になりやすいおやつ
①糖度が高いもの‥果物やお芋など自然の甘さに慣れさせ、お菓子の時はできるだけ甘さが少ないものを!
②歯にくっつきやすいもの‥甘さが強くなくても歯にくっつきやすいものは、虫歯と歯垢の原因にもなります。
オススメのおやつ
①野菜‥歯に残りにくいので、ニンジンやきゅうりなどはスティック状にしておやつに♫
②りんご‥繊維質が他の食べかすを一緒に取り去ってくれるため、食後に効果的です。
しかし果糖も含むため、お子さんは1日1/2程度にしてください。
③せんべい‥甘みが少なく歯に残ることも少ないですが、赤ちゃん用にやわらかいものは歯にくっつきやすくなります。
④ゼリー‥他のお菓子に比べて歯にくっつく量が少ないです!
スポーツと歯の不思議な関係
芸能人は歯が命!とよく聞いたことがあると思いますが、スポーツ選手にとっても歯はとても大事です!例えば重量挙げなど人間が瞬発力で筋力を出す時、思いっきり歯を食いしばっていることが多いようです。奥歯がないと思うように力が出せません。これは普通に暮らしている私たちの日常生活でもよく起こることではないでしょうか?
瞬発的に筋肉に力を入れるとき、人は無意識に下顎を固定しています。一説によると、その力は200kg以上の力が加わるとか!プロのアスリートは奥歯が割れてボロボロになった方も少なくありません、みなさんの奥歯は大丈夫ですか?
イチローは1日5回の歯磨きで歯の健康を保っていた
スポーツをする人が虫歯になりやすい原因として、スポーツドリンクが挙げられます。
なぜかというと、スポーツドリンクは普通の甘いジュースとあまり変わらないほどの量の砂糖を含んでいるためです。スポーツ直後の口が渇いている時には唾液が減っています。そこへ砂糖がたくさん入っているスポーツドリンクや清涼飲料水などをガブガブ飲んでしまうと、虫歯になりやすいので注意を!お茶かお水がオススメです☆
ちなみに‥イチロー選手の歯磨きのタイミングは
①朝起きて ②練習後のシャワーで ③家に帰ってから ④夕食後 ⑤晩の練習後
だったそうです!プロの選手としての意識が素晴らしいですね☆
ぜひ参考にしてみてください。
本日は虫歯予防として、おやつについてスポーツのことも交えてお話させていただきました。
神戸市兵庫区の歯医者さん 北村歯科医院
参考文献:子どもたちが上手に噛める・食べられる・呼吸できるようになる本