こんにちは😊

神戸市兵庫区の北村歯科医院です。

 

みなさんは鏡で奥歯をみると溝が黒くなっていて「むし歯かな？」と思ったことはありませんか？

実は歯の溝が黒くなるのはむし歯だけが原因ではありません。

ただ、むし歯でなくても放っておくと口の中の環境が悪化してしまう可能性があるので早め早めのチェックが必要です。

今回は奥歯の溝が黒くなる原因と対処法についてお伝えしたいと思います。

 

歯の溝が黒い原因

①むし歯

原因の一つとして考えられるのはむし歯です。

奥歯の溝は歯ブラシの毛先が入りにくく、むし歯になりやすい部分です。

初期のむし歯であれば、痛みがないことも多いです。

放っておくとむし歯が進行してしまうので早め早めに歯科医院でチェックしてもらうようにしましょう。

対処法は歯科医院でむし歯の治療を受ける必要があります。

 

②着色汚れ

次に考えられるのが着色汚れです。

コーヒーや紅茶、緑茶などをよく飲む方や、喫煙者の方に多くみられます。

着色汚れの場合は、部分的ではなく歯全体に症状がみられます。

特に溝の部分は歯ブラシの毛先が届きにくいので着色が溜まりやすい部分になります。

着色汚れの場合は歯に害はありません。

しかし、むし歯か着色汚れかは、ご自身で判断するのは難しいので歯科医院でチェックしてもらうようにしましょう。

着色汚れは歯科医院で歯の洗浄をすることで改善します。

 

奥歯の溝がむし歯だったときの治療

むし歯だったときの治療法は、むし歯の進行状況によって変わります。

①保存的治療法

むし歯が初期の場合は、歯を削らなくても正しい歯磨きとフッ素塗布でむし歯の進行を止めることができます。

ただ黒い筋は歯磨きやフッ素塗布だけでは改善することはありません。

黒い筋が気になる場合は歯を削る必要があります。

②積極的治療法

初期むし歯よりもむし歯が進行してしまうと、歯を削ってむし歯を取り除く必要があります。

むし歯を取り除いた部分は白い樹脂をつめます。

冷たいものがしみるなどの症状がある場合は神経近くまでむし歯が進行している可能性があります。

神経の近くまでむし歯が進行している場合は、麻酔をしてむし歯の部分を削り取り、詰め物や被せ物をしていきます。

むし歯の大きさによって治療法が変わってきます。

 

歯の溝が黒い場合は、自己判断はせず歯科医院でチェックすることをおすすめします。

むし歯の場合であっても、初期の段階でチェックしておくことで歯を削らずに済むこともありますので、早めにチェックしておくことが大切です。