神戸市兵庫区の北村歯科医院です🦷
今回のブログは舌小帯切除の体験記です!
この手術は子供のころにすることが多いですが、私はつい最近切除しました。
切除するにあたって私自身も不安に感じることがたくさんあり、情報収集してみましたが、大人になってから切除されている方の情報が少ないなと感じました。
私と同じように悩まれている方に対してこの体験記が参考になれば幸いです☺
<舌小帯とは>
舌小帯とは写真のような舌の下についている白い筋のことです。舌を上にあげようとするとⅤ字のようになるのが特徴的です。
舌小帯が短い方は、舌を上にあげようとすると引っ張られているような痛みを感じますよね😔
また、べーと舌を伸ばしたときに舌の先だけがへこみ、逆さになっているハート型に見えるのも特徴の一つです👅
この舌は生まれた時からのものなので、程度によっては授乳のときに飲みこぼしが多かったり、上手に哺乳できずに体重があまり増えないといった症状が現れます。
また、舌の可動域が小さいので発音が悪くなりやすいです。
私は舌を口蓋につけれる面積が通常の方より少なかったので、英語の発音が特に難しいなと感じていました😔
このような症状から子供のころに切除するケースが多いです。
私も小学生で矯正をするときに舌小帯を短いことは指摘されていましたが、そこまで発音は悪くないのとのことだったので、切除しませんでした。
しかし、発音があまり良くないのと舌が上手く回らないといった症状にはずっと悩んでおり、北村歯科医院でMFT(口腔筋機能療法)を学んだことから切除することを決めました!
<舌小帯切除手術>
①舌小帯に表面麻酔をしてから麻酔を打ちました。この瞬間が一番緊張したのですが、親知らずを抜歯したときの麻酔よりも痛くありませんでした!
②当院には月に一回ほど新須磨病院の口腔外科専門の医師が来られるので、当院にあるレーザー装置を使って切除していきました。術中、痛みは全く感じませんでしたが、ずっと舌を上に上げておくのが少し大変でした😅
レーザーで行ったので、止血する必要はありませんでした!
←レーザー装置
③術後すぐに舌を動かしてみると、舌が長くなっておりとても驚きました😳!!
べーと出した時に今まで届かなかったところまで伸びたのと、舌を上に上げたときに舌の後ろまでしっかり口蓋についたことに本当に感動しました✨
手術当日は麻酔も効いているので喋ることができず、唾液を飲み込むことも大変でした。また、手術当日は安静にしてあまり動かさないことが推奨されています。
飲食と痛み止めの薬を飲んでおくのは、術前にすませておくのがおすすめです!
④術後翌日からは舌をよく動かして癒着しないようにします。
ですが、痛み止めの効果が切れると少し舌を伸ばしただけで激痛だったので、私は術後5日間ほどは痛み止めの薬を服用していました😔
痛み止めの効果が効いている間に会話やMFTを行って、舌をよく動かすようにしていました!
翌日からはご飯も食べれますが、傷口にかさぶたができるまでは辛い・すっぱいなどの刺激物は避けた方が良いです😊
⑤術後1週間で抜糸をしました。糸を抜くとつっぱっている感覚もなくなり、痛みも完全になくなりました😄
術後2週間の写真です。
↓
2週間経つとかさぶたも消えて傷跡もわからなくなりました😊
<舌小帯とMFT>
現在はMFTをしながら舌を大きく動かすことを心がけています。
切除前は舌が長くなれば滑舌はすぐに良くなると思っていましたが、長年の話し方でついたお口周りの筋肉を変えていくのは大変だなと感じています。
切除を考えている方は、少しでも早くされることをおすすめします!!
また、術前術後にMFTを行っておくのもとても大事です。
私は術前からMFTを行っていたことによって、術後すぐでもスムーズに舌の正しい使い方を行うことができたと感じているからです✨
ちなみに術後2週間の写真では、MFTの中でも大事な「スポット」という動きを行っています👅
MFTはすべての歯科医院で実施されているものではなく、独学で習得するのも難しいです😔
MFTは矯正後の後戻りやむせてしまうことを防ぎ、小顔効果、正しい食べ方・話し方の取得、口呼吸・姿勢の改善などによって体調改善を望めるなど様々なメリットがあります💡!
気になることがあれば、当院のスタッフまでお気軽にお問合せ下さい😊
医療法人社団 北村歯科医院