お知らせ・ブログ

右下親知らず抜歯 体験記5

こんにちは!兵庫区にある北村歯科医院です

今回は受付・歯科助手である私が三菱口腔外科にて右下の親知らずを抜歯したので、体験記を書かせて頂こうと思います

こちらがレントゲン写真です。赤い線で囲んでいる右下の親知らずを今回抜いていきます。

ご覧のとおり真横に生えてきており、歯のほとんどが骨に埋まっている状態です。

以前から一部分だけ生えてきている状態だったので抜いた方が良いと言われていましたが、抜くと痛みや腫れが出るというのを聞いていたので、なかなか勇気が出ませんでした

しかし、親知らずに風を当てると染みるという症状が出てきたので、もしかしたら親知らずの手前の歯との間がむし歯になっているかもしれないとのことでした。

ここで私はやっと抜歯をする決断がつきました

 

一度院長先生にも診て頂きましたが、難しい抜歯になるということだっだので、連携している三菱神戸病院の口腔外科にて抜歯してもらうことになりました。

CTも撮ってレントゲンには映らない神経の位置を確認し、しっかりと診察をして頂いて抜歯を行うことが決まりました

難しい抜歯なので全身麻酔をして2日ほど入院し、全部の親知らずを一気に抜く方法もあるとのことでしたが、私自身抜歯が初めてで不安しかなかったのでまずは外来で1本だけお願いしますと伝えました。

 

当日は緊張しましたが、麻酔をされてから顔にタオルを被せて頂いたので器具や血を見ることが無く、不安感が軽減されました

麻酔が効いてからまずは歯肉を切り、歯を分割しながら抜かれていきました。

痛みは麻酔のおかげで全く感じませんでしたが、歯を分割される時は様々なドリルの音が聞こえ、上から押されるような感覚と独特の匂いがしたので、「今、抜かれているんだな~」と感じることができました(笑)

順調に進んでいたのですが、最後の歯の根っこの部分(←下の二股に分かれているところ)が少し骨と引っかかっていたようなので、こちらも分割しながら少しずつ引っ張るような形で抜かれていきました。

やはりバキバキッという音がしていたので、怖さは感じてしまうなと思いました

全部抜かれた後はしっかりと消毒して頂き、糸で歯肉部分を縫って頂きました。

止血をしている間に抜かれた歯を見せて頂きましたが、バラバラになっていて歯の原型はほとんどありませんでした(笑)

「出血もほとんどありませんでしたよ。」ということだったので、無事に終わったんだなととても安心しました

 

その後は薬局で薬をもらうのを待っていた時に痛みが出てきたので、貰い次第すぐに痛み止めを飲みました

抜歯した日はガーゼを噛んでいても出血が治まらず、血が口の中でたまると吐き出して、なるべくうがいはせずにガーゼを噛んでひたすら辛抱しました

翌日には出血は治まりましたが、痛みはずっとあったので薬が切れる前に続けて飲んでいくようにしました。この日には顔の腫れも出てきましたが、思っていたよりは腫れず、言われてみれば少し腫れている気がするなという程度でした!

食事はすべて左側で噛むようにして、柔らかいお粥やうどん・豆腐などを食べながら少しずつ普通のごはんや食感のあるものを食べるようにしていきました。

 

こちらが抜歯から約2週間後に撮ったレントゲン写真です。赤丸部分にあったはずの歯が見事になくなっていました

手前の歯の部分もむし歯にはなっていなかったようなので一安心しました

同時期に縫われていた糸を抜いてもらうと、引っ張られているような感覚がなくなり、痛みが少し軽減されました。

しかし、穴が完全に塞がっているわけではないので、穴に詰まりそうな豆類やゴマなどは食べないようにし、ご飯も左側だけで噛んで右側には流れないように注意していました!

それでもご飯粒などが詰まってしまうことがあったので、その時は歯ブラシなどであまり傷つけないように注意しながら取り除くようにしました。

 

腫れは1週間ほどで治まりましたが、痛みは1カ月ほど続き、薬が手放せませんでした

個人差はあるかと思いますが、親知らず抜歯後はしばらく旅行やおいしい食事の機会などがない時期を選んで頂ければ安心かなと思われます!

私も時期をみて他の親知らずも抜いていこうと考えています

 

当院には私以外にも親知らずの抜歯をしたスタッフが多数在籍しています。

不安なことやわからないことがあったり、今親知らずが気になっているという方は北村歯科医院にお気軽にお問合せ下さい