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歯石が付きやすい人、付きにくい人の違いは?

こんにちは!神戸市兵庫区の北村歯科医院です(^O^)🦷

みなさんは歯磨きをしっかりしているのにすぐに歯石が溜まってしまうということはありませんか?

実は歯石は人によって付きやすい人と、付きにくい人がいます。

実際に患者様の中でも、こまめに歯科医院で歯石を取っているのにすぐ歯石が溜まってしまう人、長い間歯科医院に行っていないのに歯石があまり溜まっていない人がいらっしゃいます。

今回は、歯石が付きやすい人と付きにくい人の違いについてお話したいと思います(^^)

【歯石が歯に沈着する仕組み】

まず、歯石がどういう仕組みで歯に沈着するかご存知ですか?

歯石は磨き残しの歯垢(プラーク)が、唾液に含まれるカルシウムやリン酸と混じり、リン酸カルシウムの結晶を形成することで沈着します。また、付着した歯石の上に歯垢(プラーク)が付着してまた再石灰化をする繰り返しで、歯石がどんどん溜まっていってしまいます。

歯垢はおよそ2日ほどで歯石に変わっていくと言われており、一旦歯石になってしまうと歯ブラシでは取れず、歯科医院で取り除く必要があります。

 

歯石の形成に関わっている唾液の成分は人によって違い、歯石の付きやすさは唾液と歯垢の質が大きく関わっています。

【歯石の付きやすい人の唾液の特徴】

◎唾液の成分がアルカリ性よりである

◎唾液の量が多い

◎唾液がサラサラしている

 

歯石が付きやすい人の唾液は再石灰化の力が強いので、むし歯になりにくいという傾向があります。

そのため歯科医院に通わない人も多く、むし歯に悩まされる方が少ないという方がいます。

しかし、歯石は歯周病の進行を進めてしまうので、歯科医院に通っていない間に歯周病が進行してしまい、気付いたら深刻な状況まで歯周病が進行してしまっていたという場合があるので注意が必要です。(歯周病は痛みがないことが多いので、自分で歯周病になっていると気付かないことが多いです。)

【歯石の付きにくい人の唾液の特徴】

◎唾液の成分が酸性より

◎唾液がネバネバしている

 

歯石が付きにくい人は、唾液が酸性よりで、唾液がネバネバしており、歯垢が作られやすく、再石灰化の力が弱い特徴があります。そのため、歯石は付きにくいですが、むし歯になりやすい傾向があります。

歯石が付きやすい人も、付きにくい人も、定期的に歯科医院で検診を受け、自分だけでは取り切れない汚れを歯科医院のクリーニングで除去することがお口の健康を守るために非常に大切になります。

定期的に歯科医院で検診を受けていない方は、一度歯科医院を受診することをおすすめします。

神戸市兵庫区

北村歯科医院